【新唐人2015年1月26日】中国ではネット封鎖回避にVPNが使われてきました。しかし1月23日、複数の外国メディアが中国のVPNサービスが最近、中共当局の新たな封鎖に遭ったと報道しました。
AP通信は、中国の外資企業の幹部の話として、当局がVPNサービスを封鎖したため、外資企業も影響を受けていると伝えました。VPNサービスに頼っている中小規模の外資企業にとってはダメージが特に大きいといいます。
AP通信はまた、アメリカ・カリフォルニア大学の副教授、蕭強(しょうきょう)さんの話を引用し、中共は今「反腐敗」の名目で激しい権力闘争と政治粛清を行っており、今回の行動は明らかに海外のネット上に大量に出回っている中共上層部の権力闘争に関する噂と関係あると報じました。
軍機関紙 微信への抑圧を支持?
中共のネット統制を行う機関、「国家インターネット情報弁公室」は最近、微信(ウィチャット)の133もの公式アカウントを封鎖しました。23日、軍機関紙「解放軍報」は社説を発表し、中共の歴史、軍の歴史に泥を塗り、中共の執政地位を揺らがそうとしていると批判しました。
民間のインターネットの自由問題について、軍機関紙が社説まで発表したことは大きな波紋を呼んでいます。大陸のあるメディア関係者は、解放軍報は八つ当たりをしていると発言しました。また、「民心を得ない政権は必然的に崩壊する」というネットユーザーもいました。
あるユーザーは、微信(ウィチャット)はまもなく中共のネット統制の次のターゲットになる可能性が高いと推測しています。
新疆 2014年の逮捕者は2万7千人
1月23日、中共の英字新聞「チャイナデイリー」は、新疆ウイグル自治区の検察部門が逮捕した容疑者は2万7000人、前年の2倍に上ると伝えました。
これに対し、海外のウイグル人組織「世界ウイグル会議」の報道官は、実際の数字は当局の発表よりもっと多いと述べました。当局の数字は司法手続きを経た案件だけで、他にも多く人が司法手続きを経ないまま拘束されているといいます。この部分の数字は当局のデータに含まれていません。
報道官は、逮捕者数の増加はウイグル族に対する中共の抑圧が強化されていることをものがたっており、今年のウイグル人の逮捕者と失踪者数はさらに増えるだろうと述べました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/24/a1171679.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)